2019年10月27日

Column

原木椎茸の美味しさがギュッと詰まった「椎茸パテ」

今日は「椎茸」がもっと好きになるとっておきの逸品をご紹介します。

その名も……「椎茸パテ」。
小ぶりですがこのひと瓶の中にいろんな美味しさの可能性を秘めています。

椎茸というと、ちょっと地味な存在というか、どこか脇役的なイメージはありませんか?
特に干し椎茸ともなると、保存性の高い優れものなのですが、ついキッチンの中でその存在を忘れてしまうことも……。
でもそのうま味の強さは絶大で、料理の味わいを何倍も華やかしてくれる存在です。
さらに栄養もたっぷり詰まった健康食品。

「この干し椎茸をもっと手軽に美味しく食べられる新しい商品にできないか?」と宮崎県美郷町にある岡田商店で開発されたのがこの「椎茸パテ」です。

とってもかわいらしい手書きのリーフレットがついているのが目印。

瓶のフタを開けた瞬間からなんていい香り!
とても食欲をそそります。

まずはそのままスプーンで少しすくってひと口。

「あれ? これお肉入ってたっけ?」

思わず瓶の底の原材料シールをのぞきこみます。
宮崎産乾椎茸、圧縮一番搾り菜種油、宮崎産にんにくと岩塩のみ。
いたってシンプルな材料です。
もちろん保存料や化学調味料など余計なものも一切入っていません。

なのにまるでお肉が入っているようなパワフルなうま味。
細かく刻まれた椎茸はひとつひとつがプリプリと食感がよく、口の中でうま味が弾けます。
椎茸ってこんなにおいしかったかな?

このうま味の秘密は希少な原木椎茸にあります。
クヌギやナラの木に直接種菌を入れる「原木椎茸」は自然のサイクルの中でじっくり時間をかけて育てるので高価です。その代わり野性的な香り、味わいは格別。

スーパーで売られているお手頃価格の菌床椎茸とは一線を画す美味しさです。

まず最初におすすめしたい食べ方はやっぱりご飯のお供として。

炊きたての白ご飯にこの椎茸パテをのせて、美味しいお醤油を少したらして。
美味しすぎて油断するとこれだけでひと瓶食べきってしまいそうなのですが、そこはグッと我慢してほしいところです。

なぜなら、この椎茸パテ、さらにいろいろな料理にアレンジできるんです。

例えば、パスタソースに。
おみそ汁の隠し味に。
オムレツの具に。
サラダのドレッシングに混ぜて。
冷ややっこのトッピングに。

おしゃれに決めたい時は、薄く切ったバゲットにちょこんと椎茸パテをのせて、白ワインと共にいただくとなんとも贅沢なアペリティフのはじまりです。

嬉しいのはこれ自体が具と調味料のひとつ二役を担ってくれるという点。
そのまま食べても美味しいし、お料理の隠し味にも使える超万能調味料です。

食べるごとにレシピのアイデアがどんどん広がっていく……。
そんな楽しいひと時を与えてくれる「椎茸パテ」。
ぜひ一度おためしください。